データは何を示しているか

民主党のモ・ギョンジョン議員がソウル市から入手し、2026年10月18日に発表したデータによると、2021年から2026年8月までに外国人観光客からタクシーの不当料金について6,481件の通報がありました。そのうち処分に至ったのは204件、約3.1%です。処分の内訳は警告が176件、運転資格停止が26件、資格取消が2件でした。

なぜ処分に至るケースが少ないのか

自主的に終結した通報の最多は「その他」の3,253件でした。取り消し(762件)や誤認通報(271件)も多くを占めています。「その他」の割合は2023年の38.8%から2025年に56.2%、2026年8月時点では60.7%に上昇したと、データは示しています。

通報への奨励金はあるか

ソウル市は2013年に条例を改正し、通報が処分につながった場合に50万ウォンの奨励金を支給できるようにしました。しかし処分が204件あったにもかかわらず、申請も支給も一度もありません。モ議員は、外国人観光客に制度が知らされておらず、短期間で出国する訪問者にとって申請手続きが難しいと指摘しました。

ソウル市の取り組み

2025年8月、ソウル市は外国人運転手による違法行為の集中取り締まりを発表しました。2026年1月にはタクシーのレシートを英語表記にする方針と、多言語QRによる通報制度を発表しました。71,000台のタクシーに通報ステッカーを貼り、外国語のウェブサイトやSNSで案内しています。どちらの発表にも奨励金は含まれていませんでした。

海外の旅行者へ

この記事は主にソウルでタクシーを利用する外国人旅行者に向けたものです。料金を不当に請求されたと感じた場合は、QRシステムや120ダサン・コールセンターから通報できます。市の担当者は、ソウル市には料金の返金を命じる権限がないことも説明しています。